■概 説
  鹿児島市の中心を流れる甲突川には、上流から玉江橋、新上橋、西田橋、高麗橋、武之橋の5つのアーチ石橋が架かっていました。この五石橋は、江戸時代末期に名石工、岩永三五郎によって架橋された歴史的石橋です。しかし、1993年8月の集中豪雨による洪水で、そのうち新上橋、武之橋の2つの石橋が流失してしまいました。そこで、河川改修のため残った3橋の撤去が決まりましたが、行政の石橋撤去の方針に対して、市民の保存運動がおこり、紆余曲折の末、残された石橋を文化遺産として、移設保存することになりました。現在、石橋記念公園には流失を免れた西田橋、高麗橋、玉江橋の3橋が移築保存され、石橋記念館には、かつての五石橋に関する資料や、石橋にかかわる資料が展示され、鹿児島市の観光名所の一つとなっています。この石橋記念館の展示設計にあたった丹青社から依頼を受け、五石橋の歴史や技術的資料、及び日本や世界の石橋に関する情報を提供するコンテンツの制作を行いました。
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