エデゥケーション・シティは中東のカタールに計画された大学都市です。マスター・プランを磯崎新さんが行い、C+Aの小嶋一浩さんがi-NETに加わり、その中のブリッジ・アーツ&サイエンス・カレッジの設計を担当しました。このカレッジの壁面デザインに関して、小嶋さんから新しいアラベスク模様を考えてほしいとの依頼があり、準結晶の非周期パターンを提案しました。ここ数年、自分自身が鉱物標本などを集めはじめ、結晶構造に興味を抱いていたので、物性の世界で話題になった準結晶の格子パターンが面白いのではと考えた訳です。 1984年に発見された準結晶は結晶構造では考えられない5回対称性もち、単純な周期性を持ちません。この構造は数学の世界で考えられていた高次元立体から導き出される非周期パターンと深く関連付けらます。その中ではペンローズ・タイルが最も有名ですが、ここでは6次元ポリキューブの2次元投象による非周期パターンを採用しました。これは2種類の菱形と正方形とで構成される非周期のパターンです。
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